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統計勉強の本棚(初級)

少し難しいと思ったら以下の参考書籍をじっくり読んでみても良いでしょう。

 

「よくわかる心理統計」山田 剛史 (著), 村井 潤一郎 (著)

主に心理実験で仮説検定を利用する読者にむけて分かりやすく検定の基礎理論や

心理統計でよく使われれる手法について解説しています。

 

「統計学入門 (基礎統計学)」東京大学教養学部統計学教室 (編集)

統計を学問として学びたい人にはお勧めの本です。少し厚い本なので最初の「本書の使い方」

にも載っているように抜き出して勉強しても十分に役に立ちます。


心理統計の技法 (シリーズ・心理学の技法) 渡部 洋 (著)

卒論を書くときに良く分からない心理統計の技法に出会ってしまったときにまず最初にお勧め したいのがこの本。心理統計で利用される代表的技法を分かりやすく、ポイントを押えて説明してくれます。各章が独立しているので必要になった技法のみを読んでも役に立ちます。

章末に参考図書が指示してあるのも非常に便利です。

Q&Aで知る統計データ解析―DOs and DON’Ts (心理学セミナーテキストライブラリ)

繁桝 算男 (著), 森 敏昭 (著), 柳井 晴夫 (著)

実験結果の分析中、不安になったらとりあえずこの本!という声を良く聞きます。

著者の先生方は心理学系の長年データ解析に携わっており、実践家が陥りやすいミスをこの本は明確に指摘・説明してくれています。心理統計解析のリファレンスとして手元にあっても良いかもしれません。

フリーソフトウェアRによる統計的品質管理入門第2版 (単行本)
荒木 孝治 (著)

もはや分析の現場におけるデファクトとなりつつある統計パッケージ「R」。品質管理(QC)分野でも盛んに利用されています。この本は、品質管理の基本ツール「QC七つ道具」をRを用いて実践的に学習するお勧めの本です。著者の荒木先生のページにはこの本で用いられるQC用プラグインや事例データが提供されていて、独習も出来るようになっています。

また、分析も「Rコマンダー」というGUIを通して行うため、難しいコンピュータ知識が必要ないことも便利です。

製造現場やソフトウェア開発においてデータによる品質管理を行う際には事前にこの本で勉強するとよいでしょう。

入門統計解析 倉田 博史 (著), 星野 崇宏 (著)

上の「統計学入門」を読んで、より詳しい理論に興味を持った人、または「よくわかる心理統計」を読んで数理的な面に興味を持った人は次にこの本を読むとよいでしょう。記述統計や、確率の基礎、仮説検定に中心をおいて、その仕組みを分かりやすく解説しています。

著者の倉田先生や星野先生は計量経済・計量真理分野で目覚しい業績を上げている一線の研究者であると同時に教育についても熱心な方々です。

一般的な数理統計の本を読んで途中で挫折した方にもお勧め。基本的な事項が体系だてて書いてあります。